e.home style Vol.9

白河市M様邸(ご夫婦+娘さんご家族)

ほどよい距離感でお互い気兼ねなく暮らせる二世帯住宅

玄関を別々に設け、1階はご夫妻、2階は娘さんご家族の居住スペースに


薪ストーブを配した1階のLDK。制作したテレビ台背後の壁には淡い色のレンガを使用。
アレルギー体質のこ夫妻が選んだシラス壁と無垢材に囲まれた家

 ご夫妻ともにアレルギー体質というM様。「化学物質とは無縁の家にしたかったので、シラス壁と無垢材を使ったe.homeの家は私たちにぴったりでした。塗り壁の効果なのか空気も爽やかに感じます」と奥様。
 以前は普通の一戸建てに家族6人で暮らしていましたが、娘さんこ家族とは生活時間も異なるため何かと不便を感じていました。そこで今回は同じ建物の中に玄関を2つ設け、1階はこ夫妻、2階は娘さんご家族と完全分離の二世帯宅を選択。1・2階の間には防音にもなる断熱材のアイシネンを施工。「キッチンや浴室が別々なのでお互い気兼ねなく暮らせますし、耳を澄ませば2階に居るな、と分かる程度の距離感なので安心感もある。別棟と違い中で行き来できるのも楽です」
 1階のLDKには奥様念願の薪ストーブを設置。タイル貼りの煙突が外観のアクセントに。テラスの植栽スペースは奥様お気に入りの場所。「リビングの前が道路なので、目隠し代わりの植栽スペースがあれば、と思って。外壁をうまく生かしているので外からは中が見えず、中からは外が眺められるんです」
 洗面脱衣室とは別に配置した洗濯室には、付け置き洗いに便利な深いシンクとアイロン台にもなるカウンターを設置。「洗面脱衣室と洗濯室の間に設けた製作収納もおすすめ。中で繋がっているので両方から出し入れができる優れものです。それから寝室に近い場所にトイレがあると便利だし、和室を中心に一周できる回遊プランも使いやすいですよ」

家事動線や暮らしやすさ配慮した工夫がいっぱいの家

 左側の玄関から階段を上がった2階が娘さんご家族の居住スペース。和室中心の回遊プランは1階と同じですが、随所に娘さんのこだわりが感じられる家に。「家事がしやすいようキッチンと洗濯室は直線で結び、洗面脱衣室と洗濯室の間には1階と同じ製作収納を。洗面脱衣室に設置した2つの鏡は、家族4人が朝の身支度でかち合わないための工夫。主寝室のウオ—クインクローゼットのドアにも鏡を設置し、姿見代わりに。それからダイニングの一角に設けた書斎コーナ—や引き戸で仕切った子供室も使いやすい」と娘さん。
 リビングの吹き上げ天井を利用して設置し直した太陽光発電は、災害時の非常用電源を意識したもの。「容量は少なくても使える電源があれば安心ですから。前の家と違い、時間を気にせず生活できるのはいい。別世帯にしたのは正解でした」と娘さんご家族にとっても住みやすい家になりました。


1階のテラスには外からの視線を遮る植栽スペースを配置。
リビングの窓を開ければ風も通す。

客間にもなる和モダンな1階の和室。
アールの飾り壁と市松模様の和室畳が印象的。

吹き上げ天井が気持ちいい2階のLDK。テラス側の壁とTV台に天然石タイルを使用。

1階とはまた違った雰囲気の2階の和室。
3枚引き戸を閉めれば個室にも。

制作化粧台を配したホテルのような洗面脱衣室。
壁にはエコカラットを使用。

2階に続く階段。手すりに使ったアイアンはすべて手作り。

白河市M様邸DATA

●土地面積/148.77坪(491.82m2
●延床面積/92.80坪(306.80m2
●1F床面積/156.09m2
●2F床面積/150.71m2

外壁:スーパー白州そとん壁(W-121・スチロゴテ仕上)
屋根:栄四郎瓦ベル・エスバニカ(ベルアスカ)
サッシ:マイスター2(ピュアホワイト)

1F

各玄関には土間タイプのシューズクロークを設置。玄関ホールの引き戸1枚でお互い行き来できる便利な造りに。

2F

和室を中心に家族が集うLDK、水回り、それぞれのプライベート空間をバランスよく配置。小屋裏収納には固定階段を設置。

白河市表郷S様邸(ご夫婦+お子様1人+お母様)

木の香りが心地良い天然無垢材をふんだんに使った平屋の家

広くて長い切妻屋根を活用して太陽光パネルを2カ所に設置


茶室と続きのリビング。梁現しにすることで天井高が2m90cmの伸びやかな空間に。
古材を再利用することで古い家の思い出が残る家に

 以前の家が震災で住めなくなったのを機に、家づくりを決意されたS様。「前の家はうちの山林ら木を伐り出して建てた本格的な木の家。今回も天然無垢材をふんだんに使った木の家にしたいと思い、知人の紹介で出会ったのがe.homeさん」と奥様。
 前の家は取り壊すのがもったいないほど良質な木材が随所に使われていました。「一部でも残せなかと思っていたら、古材をインテリアとして活用することも可能ですよ、とアドバイスを頂いて。玄関の上がり框やテレビ台、廊下の飾り棚や茶室の欄間などはケヤキや屋久杉などの古材を利用して製作したもの。軒下の水路には古い瓦を再利用するアイディアも・・・。改めてe.homeにお願いして良かったと思いました」
 広い敷地を活かし、建坪60坪の平屋が東西に長く建つS様邸。最初から高齢になった時のことを考え、ワンフロアで暮らせる平屋を希望。また、使うエネルギーも便利で経済的なオール電化を採用。その代わり南面の長い屋根を生かして太陽光パネルを2カ所に設置し、照明器具もLEDに。「断熱性能の良さに加え、日当たりもいいので冬の昼間は暖房なしでも過こせるくらい。夏は北側の窓を開ければ裏の杉山から風が入り、冷房なしでも十分快適」とエコ仕様の家になりました。

リビングの脇に8帖の茶室を配した和モダンな家

 広い玄関ホールを挟んで東側にはLDKと茶室を、西側にはお母様の居室や主寝室、子供室などを配置。高齢のお母様のために全館バリアフリーとし、廊下やトイレなども通常の倍の広さを確保することで車椅子が必要になっても対応可能な家に。「玄関から軒下を通って勝手口に向かうスロープは、畑で採れた野菜を台車に積んで運ぶのに便利です」
 家族が集うリビング・ダイニングは、梁現しを採用することで天井高2m90cmの開放的な空間に。「お客様を適すリビングからダイニングやキッチンが丸見えになるのは嫌だったので、リビング側には収納を兼ねたテレビ台を、ダイニング側には大きな食器棚を製作してもらい、2つの空間をさり気なく仕切ることに。キッチンの北側に設けた大きな食品庫は、何でもしまっておける便利な空間。土もの野菜が置けるよう、勝手側の半分は土間スペースにしたのも良かったです」
 リビングの脇に配した8帖の茶室は、茶道の先生でもある奥様が設計。西側にはエンジュの床柱を配した床の間を、東側にはお茶の準備をするための水屋を配置。「中には高齢で足の悪い生徒さんもいるので、茶室部分はあえて小上がりに。稽古が終わったら、ここに腰掛けてみんなと談笑できますから。小上がり部分に造った4つの引き出し式収納も使い勝手がいい。合わせると半帖分はあるので結構入ります」と思い通りの仕上がりに、奥様も大変満足されているご様子でした。


広々とした玄関ホール。
上がり框には古い家のケヤキの一枚板を再利用。

玄関ホールから主寝室に向かう廊下。
蓄暖の上部の飾り棚も古材を使用。

リビングと続きの茶室。障子を閉めれば個室にもなり、厳かな雰囲気の中で茶会が楽しめる。

奥様こだわりの造作の食器棚が目を引くダイニング。
この裏側のテレビ台も造作してもらったもの。

小上がりの段差を利用して引き出し式収納を設置。
茶道具などを入れておくのに便利。

梁現し天井が上への開放感を演出しているベッドルーム。

白河市表郷S様邸DATA

●土地面積/350.76坪(1159.57m2
●延床面積/60.00坪(198.74m2
●1F床面積/198.74m2

外壁:スーパー白州そとん壁(W-121・かき落とし仕上)
屋根:スーパートライ110FM(美銀)
サッシ:マイスター2(外:ブラック/内:ホワイト)

1F

中廊下を挟んで日当たりのいい南側にお母様の居室を、北側にトイレや浴室などの水廻りを設けることで高齢のお母様が使いやすい配置に。洗面脱衣室の入口が2ヶ所あるのも便利。