言行不一致

あっという間に梅雨に入り今年も折り返しに近づいてまいりました。例年より早く蒸し暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?ご無沙汰しております。吉田です。

さて、いよいよ今週末には「和」のこづちが誕生しお披露目いたします。

その名も「和こづち」です。

日本の伝統的な和室の続き間を、地元八溝ヒノキをふんだんに使用し仕上げました。落ち着きのある、本格的な和風の造りと、凜とした空間をご体感いただくとともに、日本の伝統と技術をご覧いただける機会になっております。

ぜひ、皆さんで足を運んでいただき、その確かさをご体感ください。スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。

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さて、話は変わりますが、相も変わらずお金の問題で世間が騒がしいようですが、そのお金の話といえば最近話題になりました、

南米ウルグアイの前大統領ホセムヒカさんです。

「世界で最も貧しい大統領」

として、話題を集めたのですが、いまその生き方が欧米など全世界で現在注目されています。農場暮らしで、在任中も公邸には入らず報酬の9割を慈善団体に寄付し、月10万円余りで暮らしていたそうです。

そのムヒカさんがずっと大切にしてきたのは、

「人生より価値があるものはない」だから

「どうすれば、周囲の人が”幸せ”になれるかを考えなければならない。世界について考えるときも、人生や仕事、貿易などなどいかなる場合も目的は”幸せ”でなければならない」

と説いているそうです。

また「富に執着するあまり、絶望にかられて生きることはしてほしくない」とも言っております。

仕事や経済活動をしている立場からすると、対極の考えのような感じがしますが、最近は社員やお客様の幸福を目指していくことによって、自然に業績が上がっている企業が続々と誕生しているようです。また、こうした理念を持つ会社にいい人材があつまり、さらにいい会社になって成長が続いていっているという現象が起きているそうです。

ホセムヒカさんの書籍を2、3冊拝見したのですが、その中にこんな言葉がありました。

「人生いろいろな事で何千回と転びます。愛で転び、仕事で転び、今考えているその冒険でも転び、実現させようとしている夢で転びます。でも千と一回立ち上がり、一からやり直す力があなたにはあります。その道が一番大事です!」

「敗北者とは、戦いをやめた人のこと。人間は強い生き物であり、多くの事を乗り越えられます。悪いことは良いことを運んでくれるのです。」

革命家でもあったムヒカさんは13年間の獄中生活をしていたそうです。7年間本にも触れられず、2m×1.4mの独房生活の中、精神が病まないよう必死に戦っていたそうです。出所後、大統領まで上り詰めるのですが、その人生たるや私たちには、想像ができない過酷な困難を次々乗り越えたのだろうと思います。

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ただ、周囲の人の幸せを考える。そして自分も全力で幸せになることを目指す。

そんな人や企業には、自然と人が集まってくるので、結果的には経済的にも困らない。日本の就職先人気ランキング上位企業と言えば金融機関や商社だそうですが、米国のランキング1位はなんと、NPOだそうです。教育支援NPO「ティーチ・フォー・アメリカ(TFA)」という会社が、グーグル、アップル、ウォルト・ディズニーらを抜いて1位になったということです。

NPOといえば日本では「特定非営利活動法人」といわれています。非営利団体なのですが、就職人気ナンバー1というのは、「お金」ではなくその会社、組織が「何」をしているのかということなのだろうと思います。

 

仕事であれ、人生であれ、どんな事であれ「目的は、幸せでなければならない」周囲と自分の幸せそれだけを目指すだけでいいということなのだろうと思います。私たちサラリーマンの働く意義もここにあると最近強く実感します。

マーケティングの権威である、フリップコトラーは、今は「価値観」の共有が主体となったマーケティング3.0に達したと言っています。

1.0が商品、製品中心で大量生産大量販売、

2.0が消費者中心のいわゆるお客様満足度を高めて販売する。買っていただく。

3.0ではお客様満足だけではなく、会社の価値観や社会的意義に賛同してもらって、 会社の価値観に共有するファンになっていただく、お客様へ商品の提供だけでなく、精神的充足も満たしていく企業でなければ、生き残っていける時代ではなくなってきたということらしいです。

地域の発展に貢献しますといいつつ、商品は輸入物だったり、社会貢献を第一に考えますといいつつ、売るために商品に嘘があったり、お客様の幸福、社員の幸福といいつつ、ブラックだったり、実際働いている社員は、辟易した状態だったり、常に社員のあらさがしをおこなっていたりする企業というのは、言っていることとやっている事が違っているという事で認めてもらえない世の中になってきているということらしいです。

昨今のお金はきれいに使いましょう。と口ではいいつつ、人のお金を贅沢に使ってしまう姿勢等は許されない時代になってきました。

人や企業が目指しているもの、会社でいえば「企業理念」個人でいえば理想、目的、目標そして常に発している大切な「言葉」と「行動」に不一致があると、あっという間に企業では市場、人でいえば、周囲の人から見放されてしまう時代になってしまったということです。

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さてさて、そんな中私にとっても参考になる記事がありました。

孔子が論語で説いている「九思」です。

会社の組織上、人柄を判断するための基準で、人材を登用するための基準としてもちいられ以下に当てはまる人は活躍し、結果を出し、高い評価を得る人材であるという事です。

それを逆に自分自身に当てはめていくと、自分を向上させるための指針にもなります。

「明」・・・客観的に物事をよく見ているか?

「聡」・・・バランス感覚を持って、人の話を聞いているか?

「温」・・・表情は穏やかか?

「恭」・・・人に対して丁寧か?

「忠」・・・自分のいったことに忠実か?

「敬」・・・物事を進めるときには慎重か?

「問」・・・知らないことを質問できるか?

「難」・・・腹が立っても心を抑えられるか?

「義」・・・自分の損得ばかりでなく大義に立った視点であるか?

能力ももちろん重要だが、これからの時代はお客様であれ、家族、友人、会社の同僚など周囲の人がより強く「精神的充足」を求める時代に入っていくという事です。

その為にも、能力はもちろんの事、自分自身の人柄を向上させていかなければ、ならない。言行不一致では、身近な周囲にさえ見放されてしまうという事です。

本当の意味で自分自身と向き合っていかなければならない、時代になってきたのだろうと思います。

またまとまりのない話で長々となってしまいました、今日のところはこの辺で・・・

 

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