国債は、借金ではなかった!!
ご無沙汰しております、福島営業所の菅野です。
いやぁー皆さん、前回に続き「騙されたぁ」の第二弾です。
忘れもしません、いまから28年も前、ムーミンパパの愛称?で知られた、当時の武村正義大蔵大臣が、国会で「財政危機宣言」を発しました。日本政府において、当時の国債残高は、約240兆円で、国と地方自治体を併せた負債残高は約500兆円でした。
当時、マスコミや特に日経新聞が大きく取り上げ、小生なんか恥ずかしながら、このままでは日本国が無くなってしまうと、本気で心配したものです。
ところがあれから、、、です。
国債と借入金、政府短期証券の残高を合計した、いわゆる「国の借金」が2020年12月末時点で、1212兆4680億円となり、初めて1200兆円を突破しました。同年の日本人の人口(1億2333万人)を基に単純計算すると、国民1人当たりの借金は約983万円に上るとのこと。
国債及び借入金並びに政府保証債務現在高 : 財務省 (mof.go.jp)
ナノニです、国の負債残高がそこまでふくらんでも、何も起こらないどころか、財政破綻も起きていません。なぜなのでしょうか?
人の話ばかり聞いてないで、教えてください、「岸田首相」!
そうしましたら、今開催している通常国会で、注目すべき?総理答弁がありました。質問はれいわ新選組の大島九州男参議院議員ですが、岸田総理が「国債は政府の負債であり国民の借金ではない」と答弁したのです。
でも、その中身が今ひとつ、日本語が難しすぎてわかりません!!
岸田首相の答弁は「国債は政府の負債であり、国民の借金ではないが、国債の償還や利払いにあたっては、将来国民の皆様に対して、税金等でご負担いただく事等が必要であり、また将来仮に政府の債務管理について、市場からの資金調達が困難となれば経済社会や国民生活に重大な影響を及ぼす事にもなります。こうした経済財政上の課題については、国民の皆様に対し丁寧に説明をし、政府の経済財政運営に対しご理解をいただく事が重要であると考えています。」
これおかしくないですか?
国債は、国民の借金ではないと認めておきながら、国債の償還や利払いを、将来税金で支払ってもらいますよ、といっているのです。
これはもう財政破綻どころか、論理が破綻しています。
もう一度みなさん、考えてみて下さい。
国の借金は、利子を含めて、いったい誰に返すのですか?
また、返す必要があるのでしょうか?
ずーっと国債を借り換えて発行し続けてきて、いまや1,200兆円。
でもなんの問題も起こらず、しかも過去30数年間、消費増税の影響を諸に受け、デフレ状態です。日本だけみたいですよ、お目出度いことに国債に利子を付けて返しているのは、、、。
いやはや、またお会いしましょう。