こんにちは、ブログ初登場、e.home森さんの次の長老の、菅野です。
今日は、土地の中でも、住宅の土地価格について、お話ししたいと思います。
ちょっと堅苦しい話ですみませんが、少しの間お付き合い下さい。
土地を購入する時に、一般的な用語として、「一物四価」(まれに5価)があると言われています。
なんで4つも価格があるの、と疑問に思われて当然です。
日常での生活用品購入でも、2つまたは3つ(店頭販売・小売価格、人によって交渉値引価格)ですから。
ややこしいですが、これは土地特有価格だと思って下さい。
商品や製品には、基となる製造原価というものがありますが、土地の値段は固定ではなく、
しかも毎年又は3年に1回見直しされるんです。
誰がするかというと、固定資産税や相続税といった税金を徴収するために、
国や都道府県等が、ある基準に基づいて決めています。
実際の土地取引の場合は、大概、不動産会社さんの仲介等で、皆さんが売りたい・買いたい金額で成立します。
これを「実勢価格又は取引価格」と呼んでます。
お寿司屋でいうところの“時価”と思って下さい。
時価ですから、“旬”のものは高いですよね。土地の価格も同じでして、住みたい暮らしたい人気の場所や学区、
交通機関などの利便性によって大きく変動します。
新幹線の駅ができまーす、大型スーパー等ができまーす、道路ができまーす、
そういった予想期待値で、土地価格は相当動きます。
ですから、前から住んでいる方からすると、土地の資産価値も上がって良かったと思いきや、
それに連動して土地等の税金も徐々に上がってしまうので、喜んでばかりもいられないのです。
ですから、国等で適正な(何をもって値段が適していて、正しいのか私もわかりませんが、)土地取引等のため、
基準となる土地の評価額(時価ではないですよ。)を決めて毎年新聞・TV・インターネット等で公表しています。
興味ある方は、是非ネットで見てみて下さい。あなたの近くの土地等の評価額が載っているかもしれませんよ。
では土地の税金を徴収するために、どういった基準で金額を決めているのか?
これが、残り3つの価格をもとに決めています。
「公示価格」(国交省:毎年3月下旬頃公表)、「固定資産税評価額」(3年に1回見直し、市町村からの納税通知書)、「相続税路線価」(国税庁:毎年7月初旬頃公表)です。
これについて、次回お話ししたいと思います。
最後まで、お読み頂きありがとうございました