ご無沙汰しております、福島営業所の菅野です。
前回に続き、「騙されないぞ!」の第五弾です。
新紙幣が20年ぶりに発行されましたが、皆さんはお目にかかりましたか?
小生は、まだ北里柴三郎さんの千円札しか見ておりませんが、個人的には昭和の香りがする、
1万札の聖徳太子が好きですけどねぇ、、。
さて、ある方に聞いたのですが、この新紙幣、「日銀倉庫」にある状況で盗難にあっても、
「現金盗難」にあたらず、ただの「紙の窃盗」になるみたいです。
そんなばかな、「銀行強盗」の場合は、立派な?犯罪ではないかと思われるでしょうが、
この貨幣=現金紙幣は、一般の銀行が、日銀の当座預金から引き出すことで、「貨幣」として扱われる、とのことです。
余談ですが、硬貨(コイン)は貨幣ではなく、「補助通貨」という位置づけです。
政府が、紙幣だけだと小口の決済が難しいので、利便性を高めるために発行している。
原則、店舗等で、額面金額の20倍の硬貨を使うことが禁じられていますし(善意で応じてくれる店舗もありますが、、)
そもそも海外旅行した際には、硬貨を日本円に両替できないですから、貨幣ではないとのことです。
少々ややこしくてすみません、もう少しお付き合いください。
今、日本社会に流通している現金紙幣の額は、約125兆円。
それに対し、銀行預金の総額は、なんとその13倍強、1,691兆円あります。
https://www.boj.or.jp/about/outline/expboj_bs.htm
(日本銀行HPのバランスシート)
今までの、御用経済学者やエコノミストと言われる専門家の方やマスコミの説明ですと、
現金紙幣を預けると「銀行預金」が生まれ、銀行預金を「引き出す」と、銀行預金は消える。
と言っていましたが、そうだとすれば、現金紙幣と銀行預金の額は同じでないとおかしいですよね!
以前、TV番組で池上○○さんが、国債発行は、我々国民の銀行預金を集めて発行している?といっていました。
国の借金=国債を、国民の銀行預金を集めて返済しているような、大きな誤解を与える発言をしていました。
影響力がある人が発言すると、善良なる国民は騙されてしまいますので、お互い注意しましょう!!
いずれにせよ、貨幣の始まりは、「国債」ありきなのです。
国民が、デフレで苦しんでいる時に、国が財政出動しない限り、我々の懐は潤わないのです。
現金紙幣と銀行預金はイコールではない、とだけ理解して頂ければ、
先の池上〇〇先生の説明や御用学者様の説明等に騙されないと思いまして、、。
少し強引な説明で分かりずらかったかもしれませんが、ご容赦ください。
またお会いしましょう。